乳がんは、乳房にある乳腺に発生する悪性腫瘍です。
近年、乳がんの発生は増加傾向にあり、死亡率も年々高まっています。
しかし、乳がんは早期に発見されると手術は小さくてすみ、生存率、乳房の温存率を飛躍的に向上させることができます。
乳がん検診は、問診、視診、触診、エコー(超音波検査)、マンモグラフィー検査を組み合わせて行われます。
マンモグラフィーとは、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影で、専用のレントゲン装置で乳房を圧迫しながら撮影します。
触っても判らない小さなしこりは勿論、しこりを作らない乳がんや乳がんの可能性のある石灰化も見つけることができます。悪性の病気だけでなく、良性のものも見つかります。
厚生省の通達により、平成12年4月から50歳以上の検診には、2年に1回のマンモグラフィー検査の導入が推奨されています。
マンモグラフィー検査
マンモグラフィー検査とは、乳腺・乳房専用のX線撮影(レントゲン)で、専用のX線装置で乳房を圧迫しながら撮影します。触っても判らない小さなしこりは勿論、しこりを作らない乳がんや乳がんの可能性のある石灰化も見つけることができます。
上半身の衣服を脱いで検診衣をはおり、マンモグラフィーの前に立ちます。マンモグラフィーを抱えるようにして、装置の上に片方の乳房を乗せます。技師の操作でプラスチック版がゆっくりと降り、乳房を挟みます。乳房の厚さが4㎝程になるまで平らに圧迫して撮影します。乳房を少しでも薄くすると、乳房内部の様子がよくわかり、放射線の影響も最小限に押さえることができます。上下方向から1枚、左右方向から1枚、両方の乳房を撮影する場合は合計4枚撮影します。乳房を圧迫する際に痛みを感じることもありますが、挟んでいる時間は15秒程度です。慣れない検査に緊張するとは思いますが、体に力が入っているとうまく圧迫できません。
肩の力を抜いて、リラックスしてください。
≪ 放射線の影響について ≫
マンモグラフィーはX線撮影ですが、1回の撮影で乳房が受ける放射線はごくわずかで、撮影に伴う危険はほとんどないと考えられています。
≪ 受診するのに良い時期 ≫
乳がん検診や自己検診を行うのに最適なのは、月経開始後1週間~10日くらいと言われています。乳腺は女性ホルモンの影響を受けているため、月経が始まる直前は、乳房が硬くなったり、強い痛みを感じたりする場合があります。女性のデリケートな月経周期にも、予約不要の当院なら都合の良い日に検査できます。
≪ 乳房インプラントをご使用の方 ≫
乳房インプラントは、X線を遮断したりするため、マンモグラフィー検査に影響を及ぼします。マンモグラフィー検査を受ける前に、乳房インプラントが入っていることをお知らせください。
≪ 妊娠中の方 ≫
お申し出下さい。(エコー検査は無害です。)
福圓外科医院
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